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10月


オリーブ


ガマズミ



カリン



クロガネモチ


クロモジ
 

 ゲッケイジュ


 こぶし


 コムラサキシキブ


山茶花を 旅人に見する 伏見かな  井原西鶴
山茶花に 雨待つこころ 小柴垣   泉鏡花
山茶花の こゝを書斎と 定めたり  正岡子規



サルスベリ
lサルスベリ

サンシュユ


チヤノキ


トベラ


ナナカマド


ハナミズキ



 ヒサカキ


ピラカンサ



 マルバシャリンバイ


まゆみ

道のべの 木槿は馬に 喰はれけり  芭蕉



ヤマボウシ


モチノキ
秋が深まり、庭のあちこちに色とりどりの実が輝き始めた。朝晩の空気がひんやりと澄みわたり、木々の葉も少しずつ紅や黄へと衣を変えていく。
カリンの実 はまだ青みを帯びながらも、日に日に黄金色へと熟していく。陽に照らされるとほのかに光り、風が吹くたびにそのかぐわしい香りが漂う。やがて冬へ向かう頃には、部屋に持ち込んでその芳香を楽しむのが秋の恒例だ。
ナナカマド の実は鮮やかな赤に染まり、冷たい風が吹くたびに小さく揺れる。その赤い実が青空に映え、山々の風景に深まる秋の気配を添えている。昔から「七回かまどにくべても燃えないほど丈夫な木」と言われるように、冬を迎えてもなお枝に実を残し、白い雪とともにその美しさを楽しめる木だ。
庭の隅では ハナミズキ の赤い実が、光沢を帯びながら点々と枝に残る。その姿は、春の花の華やかさとはまた違う、秋ならではの静かな風情を醸し出している。
生垣のあたりでは ヒラカンサ(ピラカンサ)の小さな実がびっしりと枝に連なり、赤やオレンジの鮮やかな色が緑の葉の間からのぞく。鳥たちが時折その実をついばみに訪れ、秋の庭に生命の動きを添えてくれる。
そして、ひっそりとした場所では マユミ の実が独特の風情を見せている。淡いピンク色のさやがはじけると、中から鮮やかな朱色の種が顔を出す。その不思議な色合いは、秋の中でもひときわ目を引き、自然が生み出す芸術のようだ。
色づく実りと、澄んだ空気に包まれる10月の庭。静かに熟していく果実や木の実は、これから訪れる冬への準備を整えながら、短くも美しい秋のひとときを楽しませてくれる。

ウッドデッキと四季の樹木
創業百余年 中川木材産業株式会社
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