オリーブ
モクセイ科
別名:
英名: 
中国名: 
原産地:
西アジア、地中海地域に分布する。
直径30cm〜1mとかなりの差がある。散孔材。心材にはマーブル模様の柄があるので、木取りの仕方で雰囲気がまったく違ってくる。基本的には板目方向に木取ると、模様があらわれて美しい。乾燥はゆっくり時間をかけて行うことが大切。木理は精く、比重は0.85。
果肉に多くの油分を含むが、材にも油分が多く、加工の際に手がべたつくほどである。
ギリシアには2000年の古木もあるといわれ、エジプトでは紀元前から栽培している。
寺院の扉、柱などに使われた。いまでも、埋もれ木を掘り出し、その材で家具がつくられているという。
手入れポイントでは、剪定には耐えるので、実の収穫を考えなければ刈込んでスタンダード作りもできる。枝が柔らかいため、強風や降雪によって枝折れを起こしやすい。
ヨーロッパのオリーブは南ヨーロッパで、旅行者向けの小さな旋作品や彫刻品として使われる。アフリカのオリーブも同じく彫刻品とされるが、材面の美しさと優れた耐摩耗性のために床板にも用いられている。