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ヒュウガミズキ

ヒュウガミズキという名であるが、牧野富太郎(植物分類学者)によると、
日向(宮崎県)の国に自生しているかは疑わしいようである。
実際には石川、福井、京都、兵庫の日本海側に分布している。
生長すれば2~3メートルとなる。
トサミズキの花が3~9個つき葯(やく)が暗赤色だが、この花は1~3個で葯も黄色。
あまり手入れの必要がなく、必要に応じて若く比較的短い枝を切り、古い枝を根際で切る程度で良い。
病害としては、うどんこ病や斑点病などが考えられる。
 自然石をつんだ石段のアプローチは、奥行はさしてないものの、曲折しているためか奥深い印象を受ける。コナラやソロ、エゴの木々の間を縫うように歩くと、頭上には枝の冬芽もいっぱいにふくらんで、あとわずかで新芽が萌え出す季節になったのを感じる。足元には細かい枝に黄色い小さな花をつけたヒュウガミズキが、一足先に春の訪れを告げている。玄関を開けて訪問を告げ、ふと棚を見やると小振りの備前の徳利に生けた、一枝のヒュウガミズキが目に入った。薄暗い光の中では、かえって淡い黄色の花はくっきりと浮かび上がって、控え目でありながら品のある美しさを改めて見る思いがした。+  

 

ウッドデッキと四季の樹木
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