ハナカイドウ
科 属
落葉低木。別名:
英名: 
中国名: 海棠
原産地:中国中部
花を観賞するため庭木や盆栽として栽植する。高さ5m。樹皮は灰色で滑らか、枝は帯紫色。小枝が変化したとげがある。葉は硬く滑らか、若葉は紅色を帯びる。花は春、径3〜4cm半開し、柄は細く垂れ下がる。がく片は反り返らない。梨果は径6〜10mm。和名は美しい花をつけるカイドウの意。
 徒長枝が長く伸びて樹形が乱れるため、枝元から切取るほか、混みすぎた枝などを抜いて樹形を整える。花が終わった直後に処理するのが良い。
毎年開花期にテレビや新聞で、神奈川県鎌倉市の光則寺のハナカイドウが紹介される。
植栽のポイントは花の美しさを賞されて、庭に植栽される。生長すると7〜8mにもなるが、一般的には1.5〜2m位の物が使われ、低い灌木の植込みの中などに植栽されることが多い。樹形はやや乱れがちとなるので、毎年剪定をする必要がある。花の美しさ、品格は古来中国でも第一花とされる程で、多くの詩文に登場し、わが国でも詩歌に詠まれることが多い。一見するといい香りがあるようだがない。
近縁種として八重咲きのヤエカイドウ、シダレカイドウなどの品種のほかミカイドウ、ヒメリンゴなどの近縁種がある。
 

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