ジンチョウゲ  沈丁花
ジンチョウゲ料ジンチョウゲ属
常緑低木
別名:
英名: 
中国名: 
原産地:中国中南部
早春に咲く花の芳香が訪れる春を予感させるようで、古くから庭に植えられてきた。半日陰を好むため、他の高木類の根締めやアプローチ、玄関脇など人の通行する近くに寄植あるいは列植される。いずれも匂いを感じやすい場所に植栽されることが多い。
 花は花弁がなく、ガク片の外側は紫紅色、内側は白色で枝先に小花を集めて球状につける。このほか白色、淡紅白などの品種がある。
 和風のみならず洋風の庭にも植栽され、アプローチと庭の境などに列植して、低い生垣風に仕立てることも行われる。
手入れポイントとしては 寄植えや玉作り、低い生垣として利用されることから、刈込んで樹形を作ることが多い。萌芽力は強い方である。
漢字で「沈丁花」と書き、香木の沈香、丁子両方の香りに似るところからといわれるが、別説では香りは沈香で花が丁子に似るという説も見られる。
北海道南部のやや暖かな地域から九州まで広く栽培され、温暖な地でよく生育する。雌雄異株。自然樹形は半球状。主幹がなく枝が密生する。樹皮は平滑、暗緑色。葉は肉厚で、光沢があり、互生する。花は枝端に頭状に咲く。陰樹で生育には半日陰が適する。土質は適潤の肥沃地で砂質壌土を好む。日本には室町時代に雄株のみが渡来したといわれ、結実しない。
 会社への通勤にこの季節になると、甘い香りが漂ってくる。見ると、街路樹の建物の間にジンチョウゲが一株まじっていた。どうしてこんなところに植えたのだろう、
鉢植えをそのまま植えたのだろうか。この木は挿し木が一般的で簡単だが、成木になると移植がむずかしい。 
  

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