ミツバツツジ 三葉躑躅
科 属
落葉低木
別名:
英名: 
中国名: 
原産地:
分布は関東、東海、近畿。樹形は株立ち形。樹高:2〜3m。
枝は細く車輪状に出て、ツツジのなかでは最も野趣を感じさせる。葉は丸みのある菱形で先が尖り、枝の先に3個輪生状につく。若葉は内側に巻き、両面に毛があって粘るが、戌葉になると無毛。花は紅紫色で直径3〜4cmの漏斗形、枝先に1〜3個つき、葉より早く咲き、早春の山を彩る。
株によっては花弁がやや波状になったり、花色に濃淡の差が見られる。
 春早く花を咲かせるミツバツツジは、ツツジ類の中で最も早く咲くことから、一番ツツジと言われ、早春の庭を彩る花木として植栽される。しかし、常緑のツツジ類とは異なり、寄植えや列植で刈込むというような使い方は合わない。明るい雑木の庭や芝庭で添景樹や、数本寄せて自然風の群植として楽しむ使い方に適する。
手入れポイントとしては、自然樹形そのままでさして乱れることもないので、ほとんど手入れを要しない。数年に一度伸びすぎた枝を切戻すか、枝抜きをする程度で良い。
 野生のツツジは三種ある。 一番早く咲くのが落葉性で紫がかったピンクのコバノミツバツツジ類。色の濃淡はあるが、絵の具でいえば透明水彩。葉が開く前か、ほぼ同時に咲くので華やかだ。次がヤマツツジ。花は朱赤色でわずかに昨年の葉が残っている。
 最後に咲くのがモチツツジで葉が残る。花はピンクで大きく少し重い。ガクや葉に腺毛(せんもう)が多く、触ると手が粘る。これが名の由来だ。 

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