11月
アベリア
サザンカ
晩秋の空は高く澄みわたり、陽光はいっとき強く輝きを増したが、午後も遅くなるとやがて陽射しも弱まって、葉を落としたエゴやコナラの枝の影を長く庭に映し出していた。隣家との境の混ぜ垣にも陽は当って、今まで気がつかなかったチャの花が、白絹を思わず光沢をたたえて咲いているのが見えた。白くうつむきかげんの花は、蕾の色づいてきたサザンカの華やかさとは異なり、ひっそりと咲きながらも気品を漂わせ、晩秋の庭がシンと静まり返るのを感じる。
チヤノキ
カンツバキ
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