ハクモクレン白木蓮
原産地:中国
落葉高木
原産地は中国で、江戸時代中期には日本に渡来していた。
その為、古くから日本の庭園で親しまれている。
葉がでる前に花が咲き始める。
白い花が、なんとも良い香りと共に咲く様子は美しい。
ハクモクレンの開花は温度に敏感で、
開花後に寒の戻りによって霜に当たると、
一夜にして純白から、黒ずんでしまうことがある。
葉は卵の形で、先端がすこし尖っている。
夏にはオレンジ色の種子が実る

 春3月、陽射しはようやく強まってきたものの、風はまだ冷たく肌を刺す。落葉の木々も芽吹くのにはまだ少し間があって、冬枯れの名残りの庭のなかで、ハクモクレンの少し大振りの真っ白で豊麗な蕾がほころびはじめると、ようやく春の気配も感じられる。
 冬晴れの青く澄み切った空を背景に、白いハクモクレンの花を眺めるのは、この花の品格のある美しさが堪能できるひとときだ。日が暮れて庭園灯の光に浮かび上がる花の姿は妖艶ともいえ、夜気に漂う芳香ともに、見る者の心に染み込むように思われる。+
 
 


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