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キンモクセイが幅を利かせて、ギンモクセイが押され気味です。しかし、本来はギンモクセイの変種がキンモクセイである。また、甘い香りはキンモクセイのほうが遥かにある。 日本には、ギンモクセイとともに移入され、遣唐使や同行した僧侶によって運ばれたと言われいる。生長すると高さ4mぐらいになり、主に庭樹として植えられている。 木肌が動物のサイの肌に似ていることから「犀」の文字が入っている。葉は楕円形だが、幅が狭い。9〜10月ぐらいに橙黄色をした花が咲き、葉の付け根から甘い香りを漂わせる。 庭木としては、数少ない常緑樹で花を楽しめるとして植栽されている。一般的には、高さ1.8〜2.5m程度のものが目隠しをかねて植えられる。 手入れは、樹形は自然に整うが、枝葉が密生するのでフトコロ枝や枯れ枝抜き、数年に一度枝抜きを行なう。小枝の切戻し剪定を行なうほか、刈込みによって整形に作ることもある。 散った花を集めて乾燥させたものは、酒や茶の香り付けに使い、「桂花酒」というモクセイの香りのする酒も輸入されている。また、乾燥花は今風にいうポプリの材料として、利用することもできる。 キンモクセイはツバキ、サザンカとともに、数少ない常緑樹で花を楽しめる庭木として植栽されている。一般的には、高さ1.8〜2.5m程度のものが目隠しなどを兼ねて植えられるが、アプローチ廻りで香りを楽しむために使っても良い。 |
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