サツキ
ツツジ科ツツジ属
別名:
英名: 
中国名: 
原産地:
ツツジは4〜5月に咲き、多くは新芽の出る前に古葉の梢頭に花を咲かせる。サツキは6月に咲く。ツツジより葉が小さく、葉に艶があり新芽の伸びた先に開花する。花時は色艶やかに現代花に。枝葉時はガレた枝を生かして、枯山水調に秋の花をそえ活けるのも趣がある。茶席に花と枝を生かし活ける。
手入れは萌芽力が強く刈込みによって樹形を作り維持する。長い間15〜20cmという高さに維持することもできる一方、高さ1m葉張り2mという大型の玉物も、刈込みによって作ることができる。
植栽のポイントとして、低木として使用される数は、他を圧してきわめて多量なものである。さつきは環境への適応力も強く、萌芽力に富み、常緑で花も美しく、そして安価である、という好条件をそなえていて、和風、洋風を問わずにほとんどの庭に1株は入っていると言えるほどである。
 しかし、それだけに植栽のデザインという観点から見ると、あまりにも安易に使いすぎることが、植物の多様性やさまざまな種類の利用を阻害しているようにも思える。
 サツキは高木の根締めや刈込み、列植、生垣、石添えなどに使われるが、変わったところでは石をサツキの刈込みに替えて、枯山水風に造形する例もある。
盆栽としては多様な品種で盆栽に仕立てられることも多く、花物盆栽の代表といえよう。
サツキとツツジというように、サツキを特別扱いすることが多いので、サツキはツツジではないと思っている人が多い。サツキツツジといえばよいのだが、盆栽や植木の世界ではサツキと呼ぶ。ツツジ属の中では、小枝が多く、節間がつまり、葉が厚いので全体にこんもりと茂る。花は他のツツジが咲き終わる頃に咲く。花期が梅雨に重なるところから、梅雨の晴れ間を五月晴れというが、太陽暦になった現在の5月と勘違いされる。園芸品種が多い。

 

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