カルミア
ツツジ科カルミア属
常緑小高木
別名: アメリカシャクナゲ ハナガサシャクナゲ
英名: 
原産地:北アメリカ東部から北部
樹形は逆傘形てせ、樹高は1〜5m。カルミアは枝の先端に五角形の金平糖に似た特異な形状を持つ淡紅色の花を多数つけ、その花の美しさを好まれて洋風の庭に植栽される。
米国から渡来したのでアメリカシャクナゲと呼ばれているが、シャクナゲの仲間ではない。 しかし性質はシャクナゲに似て、半日陰で乾燥しない所を好む。落葉樹の陰や午前中だけ陽が当たるような場所などに植栽すると良い。常緑のグランドカバーの中に植えたり、ロックガーデンやボーダー花壇で、他の低木や草花と取り合わせて植栽しても引き立つ。
カルミアはツツジ科カルミア属の名称だが、一般には本種を指す。明治45年に、東京市長尾崎行雄がアメリカにサクラを寄贈したお返しとして、大正4年に ハナミズキとともに日本に渡来した木として知られている。園芸植物として一般的に知られるようになったのは昭和30年代後半。原産地のアメリカでは、インディアンが根からスプーンを造っていたので、「スプーンの木」と呼ばれる。円柱状の分岐する枝先にやや厚みのある葉を密に互生する。
 葉は長さ7〜10cm、長だ円形で表面は暗緑色、裏面淡紅色。花は五角形で直径 1.5〜2.5cm、内部に紫色のはん点がある。茎頂に数十花がかたまってつき、 小さなボール状になる。蕾は紅いが開花すると色が淡くなるオストボ・レッドや、 他に花の白いシロバナカルミアの他、花色は褐色、赤から白までバリエーション に富み、多数の園芸品種がある。開花直前の蕾は駄菓子のコンペイトウに似て 愛らしい。+




 

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