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樹高: 3〜4m 葉: 卵形で8〜18cmほどの大きなもので、互生する。 株立ち形の樹形、近縁種として花の色がより濃く黒紫に近いカラスモクレン、花の外側が紫、内側が白のニシキモクレン、サクラモクレン、トウモクレン等がある。 仲間のハクモクレンが大木になるのに対し、3〜4m程の細い幹が多く出て株立ち状になる小高木として扱われる。和風の庭に植栽されていることが多いが、欧米でもシロモクレンを含むマグノリア類は、花が大形で美しいところを評価され、人気も高いようである。和風の庭の樹木というイメージを変えて洋風で利用するのも面白い。ただ濃い紫の花の色は、きれいに見せるための背景の色彩に配慮する必要があろう。樹形では1本立ち、株立ち共に場所に応じて植える。 病虫害 病害では紫斑羽病、うどんこ病等。虫害ではカイガラムシ類、チャハマキによる被害がある。 手入れポイントとしては毎年株の根際から新しい枝が出て、株立ちの幹が増える。古い幹や弱い幹、広がりすぎた幹を切り取り、整形と更新をはかる。 太い幹1本を残して他の幹を切ることを続けると、更に太って1本立ちの樹形となる。 |