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二桃三士

(読み:にとうさんし)

●はかりごとによって人を殺すこと。

▽「二桃(にとう)三士(さんし)を殺す」の 略。また、「士」は「子」とも書く。<故事>昔、中国斉(せい)の宰相晏嬰(あん えい)が、将来斉の国の憂いとなるであろう三勇者、公孫接(こうそんしょう) ・田開彊(でんかいきょう)・古冶子(こやし)を互いに争わせることをねらい、「 三人のうち功の大きいもの二人に与える」と、二つの桃を斉王から贈らせ た。公孫接・田開彊の二人が自分の功を誇って真っ先にその桃を手に入 れたが、実は古冶子の功が一番大きいことを知り、二人とも恥じて自害し た。古冶子も、自分だけ生きているのは義に反すると後を追ったため、晏 嬰の思惑通りになったという故事から。

●出典は、『晏子春秋(あんししゅ んじゅう』諫かん・下 \n

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